データの根拠と計算方法
田んぼ電卓のシミュレーションで使用しているデータの出典と計算ロジックを公開しています。シミュレーションを試す
計算ロジック
売上(粗収益)
売上 = 10aあたり単収(kg) × 面積(反) × kg単価(円)
経費(経営費)
経費 = 10aあたり経費(円) × 面積(反)
所得(農業所得)
所得 = 売上 − 経費
※ 都道府県を選択した場合は、地域別の収量係数が乗算されます。
作物別データ一覧
シミュレーションに使用している9作物の基礎データと出典です。すべて10aあたりの値です。
| 作物 | 単収(kg) | 単価(円/kg) | 経費(万円) | 単収の出典 |
|---|---|---|---|---|
| 米(水稲) | 540 | 300 | 10 | R6産作物統計: 全国平均540kg/10a |
| トマト | 6,200 | 400 | 120 | R5産作物統計: 冬春10,200kg・夏秋4,190kg、施設平均約6,360kg |
| いちご | 3,400 | 1,200 | 170 | R5産作物統計: 全国平均約3,380kg/10a |
| キャベツ | 4,200 | 80 | 17 | R5産作物統計: 全国平均4,260kg/10a(春3,950/夏秋4,820/冬3,370) |
| ねぎ | 2,000 | 350 | 40 | R5産作物統計: 全国平均1,940kg/10a |
| ナス | 4,200 | 350 | 75 | R5産作物統計: 全平均3,740kg(冬春11,115/夏秋2,601)。施設寄りの値 |
| キュウリ | 5,800 | 300 | 70 | R5産作物統計: 全平均5,590kg。施設栽培ではやや高め |
| ブドウ | 1,100 | 1,100 | 50 | R5産果樹生産出荷統計: 全国平均1,020kg/10a |
| りんご | 2,000 | 350 | 40 | R5産果樹生産出荷統計: 全国平均1,870kg/10a |
※ 出典: 農林水産省「作物統計」令和5〜6年産、「農業経営統計調査」、「青果物卸売市場調査」等を参考にした概算値
データソース一覧
リスクシナリオの根拠
シミュレーションでは3つのシナリオで収支を計算しています。
楽観シナリオ
収量+10% / 価格+15%豊作かつ市場価格が高い年を想定。収量+10%は豊作年の上振れ幅(作物統計の年次変動から設定)、価格+15%は需給逼迫時の上昇率を参考にしています。
標準シナリオ
収量±0% / 価格±0%平年並みの収量・価格を想定。統計データの中央値をそのまま使用しています。
悲観シナリオ
収量-20% / 価格-30%不作かつ市場価格が低い年を想定。収量-20%は台風・病害等による減収、価格-30%は豊作年の価格下落幅を参考にしています。
習熟度カーブの根拠
農林水産省「新規就農者調査」の就農年次別所得データ(1-2年目平均所得91万円→5年目以降242万円)を参考に、収量の習熟カーブとして設定。
| 年次 | 収量係数 |
|---|---|
| 1年目 | 50% |
| 2年目 | 65% |
| 3年目 | 80% |
| 4年目 | 90% |
| 5年目以降 | 100% |
実際の習熟速度は、研修経験の有無、地域の支援体制、作物の難易度などにより個人差が大きくあります。
注意事項・免責
- 本サイトのシミュレーション結果は概算値であり、実際の農業経営の収支を保証するものではありません。
- 使用データは全国平均値を基にしており、地域・品種・栽培方法・気象条件等により実際の数値は大きく異なります。
- 統計データは令和5〜6年産を中心に参照していますが、市場価格は年度により変動します。
- 施設園芸作物(トマト・ナス・キュウリ等)は施設栽培を想定した値を採用しています。露地栽培の場合は収量・経費とも異なります。
- 就農をご検討の際は、お住まいの地域の農業改良普及センターや自治体の就農相談窓口にご相談ください。