補助金・支援制度
新規就農で活用できる主な補助金・支援制度をまとめました。 該当する条件を確認し、市町村の窓口にご相談ください。
対象年度: 令和7年度 ・ 最終更新: 2026-02-28
経営開始資金(新規就農者育成総合対策)
収入支援就農直後の経営が不安定な時期(最長3年間)の生活を支援する資金。月額12.5万円相当。令和7年度予算107億円の一部。
年間最大 150万円 × 3年間(最大 450万円)
主な条件
- ✓独立・自営就農時の年齢が原則49歳以下
- ✓認定新規就農者であること(青年等就農計画の市町村認定)
- ✓前年の世帯所得が600万円未満
- ✓農業経営を5年以上継続する意思があること
- ✓農地・農機具・施設を自ら所有または借りていること
申請先:市町村の農業担当窓口または都道府県農業会議に申請
就農準備資金(新規就農者育成総合対策)
研修・相談都道府県が認めた研修機関等で研修を受ける就農希望者への資金。月額12.5万円相当。就農前の研修期間を支援。
年間最大 150万円 × 2年間(最大 300万円)
主な条件
- ✓就農予定時の年齢が原則49歳以下
- ✓都道府県が認めた研修機関で概ね1年以上研修
- ✓常勤の雇用契約を締結していないこと
- ✓研修終了後1年以内に就農すること
申請先:都道府県の就農支援センターまたは農業大学校に相談
経営発展支援事業(新規就農者育成総合対策)
設備投資就農に必要な機械・施設等の導入を支援。補助率は都道府県支援分と合わせて最大1/2。上限1,000万円(経営開始資金と併用時は500万円)。令和7年度概算要求149億円。
年間最大 1000万円 × 1年間(最大 1000万円)
主な条件
- ✓認定新規就農者であること
- ✓令和4年度以降の認定者(親元就農含む)
- ✓地域計画(人・農地プラン)に位置付けられていること
- ✓自己負担分の融資を受けること
申請先:市町村の農業担当窓口に申請。都道府県の上乗せ支援がある場合も
青年等就農資金(日本政策金融公庫)
融資認定新規就農者向けの無利子融資。融資限度額3,700万円(特認1億円)。返済期間17年以内(据置5年以内)。施設・機械取得、果樹・家畜購入等に利用可能。
融資限度額 3700万円 (返済期間最長17年・無利子)
主な条件
- ✓認定新規就農者であること
- ✓原則18〜45歳未満(45〜65歳は知識・技能があれば特例適用)
- ✓農地取得費は対象外
- ✓融資対象物件が担保(個人は保証人不要)
申請先:日本政策金融公庫の各支店またはJAバンクに相談
農業保険(収入保険制度)
保険自然災害や価格低下で収入が減少した場合に、基準収入の最大90%を補てん。保険料の50%・積立金の75%を国が補助。新規就農者は就農2年目(青色申告1年分)から加入可能。
主な条件
- ✓青色申告を行っている農業者(1年分の実績が必要)
- ✓全ての農産物が対象(肉用牛・肉豚・鶏卵等は除く)
- ✓補償限度80%または90%を選択
申請先:最寄りのNOSAI(農業共済組合)に相談
強い農業づくり総合支援交付金
設備投資産地の競争力強化に必要な共同利用施設の整備を支援。集出荷施設、乾燥調製施設等が対象。補助率1/2以内。令和7年度予算200億円の内数。主に産地・法人・団体向け。
主な条件
- ✓農業者が組織する団体・法人等
- ✓産地計画に基づく取り組みであること
- ✓食料システム構築に関連する事業が優先配分
申請先:都道府県の農業振興課または地方農政局に相談
みどりの食料システム戦略推進総合対策
設備投資有機農業への転換・化学肥料・農薬の削減を目指す農業者への支援。みどりの食料システム法の認定を受けると、機械・施設導入時に特別償却(32%)または税額控除(7%)の優遇あり。
主な条件
- ✓みどりの食料システム法に基づく認定を受けた農業者
- ✓有機農業への転換または化学肥料・農薬の削減に取り組むこと
- ✓環境負荷低減事業活動実施計画の作成
申請先:市町村または都道府県の農業振興課に相談。みどり認定の申請が必要
雇用就農資金
研修・相談農業法人等が就農希望者を雇用する際の助成金。年間最大60万円・最長4年間。独立就農目的の場合、最初の2年は年間最大120万円。就農希望者にとっては農業法人で技術を習得しながら収入を得る道。
年間最大 60万円 × 4年間(最大 240万円)
主な条件
- ✓50歳未満の就農希望者を新たに雇用する農業法人等
- ✓正社員として雇用すること
- ✓研修計画を作成し実施すること
申請先:全国農業会議所または都道府県農業会議に申請
新規就農相談センター(無料相談)
研修・相談各都道府県に設置された就農相談窓口。補助金の申請方法、研修先の紹介、農地の斡旋等を無料で相談可能。オンライン相談にも対応。
主な条件
- ✓就農を検討している方なら誰でも利用可能
申請先:全国農業会議所「農業をはじめる.JP」(be-farmer.jp)または各都道府県の就農支援センター
主要制度の比較
| 制度名 | 種類 | 金額 | 期間 | 返済 |
|---|---|---|---|---|
| 就農準備資金 | 給付 | 年150万円 | 最長2年 | 不要 |
| 経営開始資金 | 給付 | 年150万円 | 最長3年 | 不要 |
| 経営発展支援 | 補助 | 上限1,000万円 | - | 不要 |
| 青年等就農資金 | 融資 | 上限3,700万円 | 17年(据置5年) | 必要(無利子) |
補助金申請の準備チェックリスト
多くの支援制度は「認定新規就農者」であることが要件です。以下のステップで準備を進めましょう。
- 1
就農相談窓口に相談
市町村の農業振興課または都道府県の新規就農相談センターに連絡
- 2
農業研修を受ける
農業大学校や先進農家での研修(就農準備資金の対象)
- 3
就農計画を作成
経営の目標・収支計画・資金計画を具体的に記載
- 4
認定新規就農者の申請
「青年等就農計画」を市町村に提出し認定を受ける
- 5
補助金・融資を申請
認定後、経営開始資金・経営発展支援・融資を申請
- 6
農地を確保
農地バンクや農業委員会を通じて農地を取得・賃借
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